気づかない間に足が臭くなってしまった。その原因とは
結論から言うと、臭いの原因の多くは菌によるものです。
菌が汗などを媒介に繁殖することによって、発生するイソ吉草酸、酢酸、アンモニアが足のにおいの原因とされています。
ではなぜ菌が繁殖するのか。
しかし、毎日お風呂に入って足をきれいに洗っているのにも関わらず、どうして菌が繁殖するのか、これらについてみていきます。
菌が繁殖する理由
そもそも足は、一日でコップ一杯分の汗をかくことをご存知でしょうか。
一般的に汗はくさいと思われがちですが、実は汗自体はほぼ水の成分でできているため無臭なのです。
まだある菌の繁殖条件
汗を多くかくこと、それらの逃げ道がなく菌が生息しやすいことが分かったと思いますが足にはまだ菌が繁殖する条件が整っているのです。
それは、足の指と指の間、爪と足指のすき間、かかとの分厚い角質これらの場所も皮脂や汚れがたまりやすい構造となっているため、菌にとってはうれしい環境なのです。実は、人間の体の中でも足が一番菌に適しているといっても過言ではないのです。
だからこそしっかりとした対策をしておかないと知らず知らずのうちに菌が繁殖し、臭くなってしまうのです。
足が臭くなりやすい人の特徴4選
こういった環境が整いやすい人の特徴があります。一つでも当てはまる方は注意して生活していきましょう。
- 足に汗をかきやすい
先ほど述べたように、汗をエサにして菌が繁殖します。その汗をかきやすい人はそれだけで菌が繁殖しやすい環境を整えやすいという事なのです。
これらは体質的なものなので、個人差がありますが、汗をかきやすいと思っている人は注意が必要です。
- 足に汚れがたまりやすい
足の汚れとは、皮脂や垢などがたまりやすいかどうかという点です。
これも体質的なところが大きいですが、皮脂や垢が出やすいタイプの人は、それらをエサにして菌が繁殖しやすいとされています。
そのため、しっかり足をきれいにしても汚れがたまってしまう傾向にあるため、日ごろから注意しないといけません。
- 蒸れやすい靴や靴下を使っている
基本的に蒸れるということは、汗をかくという事です。さらに菌にとっては高温多湿の環境は繁殖しやすい絶好の環境といえます。
そのため、蒸れてしまうことで、汗をかいてしまい、さらに、逃げ道がないことで高温状態が保たれてしまう。
これらの条件が整った状態のものですと、菌が繁殖しやすいためにおいを発生しやすくなります。
- 同じ靴をずっと履いている
毎日同じ靴を履いていると、雑菌がずっと繁殖してしまう環境が整ってしまいます。
足はコップ一杯分の汗をかきます。そのため、それらの汗が靴下から靴に染み込み、少なからず多湿な環境が整うのです。
時間を空けたり、風通しの良い外において換気をさせたりすれば改善するはずの問題が、毎日履くことによって多湿な状態が続き、菌が繁殖しやすい状態が続いてしまいます。
そうなってしまうと、靴自体も臭うようになり、靴下も靴も臭ってしまうという最悪な状態が出来上がってしまうのです。
そのため、2足以上の靴を準備し、履き替えることをお勧めします。
自分にあった対策をしよう
先ほど挙げた事例のように、それぞれの原因によって足のにおい対策が異なってきます。そのため、それらに合わせて対策をすることが今できることになります。
簡単にできることとしては、同じ靴を履かないようにすることです。
また、通気性の良い靴に変えたり、通常の靴下ではなく指と指の間があく、5本指靴下を履くこともお勧めです。
それ以外の汗をかきやすい体質や皮脂や垢がたまりやすい体質のものについては、1日に何度か靴下を履き替えたり、こまめに靴を脱いで高温多湿の状態が整わないようにすることで対策がおすすめです。
是非一度試してみて下さい。
あなたに快適な毎日が訪れますように。